看護師の時短勤務は、どれぐらいお給料が減るんだろう? 実際いくらもらえるのかな?
ほかの時短勤務ママナースのお給料事情が気になる
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 筆者のリアルなお給料・ボーナス比較
- 時短勤務のお給料の計算方法
育休明けの看護師ママのなかには、時短勤務で働く方も多いのではないでしょうか。
ママナースにとってありがたい時短勤務制度ですが、予想していた以上に給与が少ないことに驚く人も少なくありません。
本記事では、病棟で時短勤務していたママナースである私のリアルなお給料を、育休前後で比較してご紹介しています。
この記事を読むことで、時短勤務のお給料をイメージすることができ、今後の働き方を考えるための良い判断材料となりますよ。
実際にいくら下がったの?リアルなお給料を公開!


さっそく、わたしのリアルなお給料を公開します。
前提条件として、わたしは病棟看護師で妊娠前から育休明けまで同じ病棟で働いていました。
時短勤務は1.5時間(9時から16時まで)の利用です。
住んでいる地域や勤続年数でベースが違うので「そんなもんか」くらいに捉えてもらえたら幸いです
ドン!
お給料の比較
妊娠前:フルタイム(夜勤4回/月)
▶︎総支給額31万6217円(手取り24万2344円)
妊娠中:フルタイム(日勤のみ)
▶︎総支給額24万7445円(手取り17万6351円)
育休明け:時短勤務(-1.5時間/日)
▶︎総支給額20万2004円(手取り16万7849円)
夜勤するかしないかで、お給料が大きく変わってくるのが分かりますね。
時短勤務のお給料は、日勤フルタイムのときと比べてあまり差がない気がする・・・なんで?
日勤フルタイムと時短勤務のお給料を比較すると、手取りの差額は8502円。1万円も差がありません。
その理由として、時短勤務のお給料は育休明けであり「住民税」が引かれていないからだと考えられます。
住民税とは、前年の収入に応じて支払う税金です。住民税は1/1~12/31のお給料が100万円以下の場合発生しません。産休・育休のタイミングによっては、1年間のお給料が100万円以下だった場合、育休が明けた翌年6月からの住民税は”0円”ということになります。
私の場合、妊娠前・妊娠中は「住民税」として毎月23,000円ほどがお給料から控除されていました。
育休明けは前年の収入がなく住民税が0円だったので、時短勤務を利用してもお給料があまり下がったように感じなかったんだと思います。
住民税が引かれるようになったら手取りがもっと少なくなるね
賞与(ボーナス)はどのくらい下がったの?


ボーナスは下がるのか、気になるところですよね。
時短勤務をすると、勤務時間が短縮した分だけ賞与(ボーナス)も減る、というのが一般的です。
会社や病院によって規定は違いますが、わたしが勤めていた病院はガッツリ下がりました。
冬のボーナスをご紹介します
本来、日勤フルタイムなら賞与額53万875円もらえるところ•••
▶︎時短勤務(-1.5時間)で16万9880円減額され、総支給額36万995円(手取り34万5215円)となりました。
悲しい現実…
時短勤務のお給料の計算方法


自分の場合は、お給料どれくらい下がるんだろう?
そう疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
復帰前に確認できたらいいのですが、実際は職場に聞きにくいですよね?
そんなときは、時短勤務のお給料を自分で計算してみましょう。
とっても簡単です
時短勤務をする場合、次の式で時短勤務時の月額基本給を計算することができます。
計算方法はこちらです。
基本給(月額給与)✖️実労働時間➗所定労働時間=時短中の給料
ちょっと分かりにくいですよね。
わたしを例に計算してみます
時短勤務中の給与計算の例
【条件】
- 基本給24万円
- 1日の労働時間:7.5時間から6時間へ短縮
- 1ヶ月の実労働日数:20日
- 1ヶ月の所定労働日数:20日
【計算式】
基本給(月額給与)✖️実労働時間➗所定労働時間=時短中の給料
=240,000✖️(6時間×20日)➗(7.5時間×20日)
=240,000×120÷150
=192,000
です。
19万2000円が時短勤務中の総支給額となります。
そこから社会保険料や税金が引かれて、実際にもらえる「手取り」が計算されます。
まとめ:時短勤務のお給料を知って、ベストな選択をしよう


出産後、どのように働くかで悩む看護師ママは多いと思います。
時短勤務になるとお給料が減るのはもちろん、ボーナスにも影響が出ますもんね
時短勤務のお給料を知ることは、今後の働き方を考える重要な判断材料となるでしょう。
自分の思い描くライフプランを実現するためには、「収入」が大切になる人もいれば、「時間」が大切な人もいます。
ママの働き方に正解はありません
自分自身が納得できるベストな選択肢を選ぶためにも、復帰前にぜひ理想のライフキャリアについて考えてみてくださいね。
今後、時短勤務を使おうか迷っている方の参考になればうれしいです。










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