突然ですが、看護師さんに質問です。
キラキラと可愛いネイルをしている看護師以外の友達に会ったとき、うらやましく思ったことってありませんか?
看護師はどうしてネイルがダメなんだろう?
納得できるような理由が知りたい!
そう感じる看護師さんもいるのではないでしょうか。
今回はそんな疑問を解決します!
看護師のネイルがダメな理由4選
結論として、看護師のネイルがダメな理由は下記のとおりです。
- 「不衛生」になりやすいから
- 患者さんを傷つけるリスクがあるから
- 「異物混入」するリスクがあるから
- 看護師は「きちんと感」が大事だから
詳しく説明していきます
『不衛生』になりやすいから
最近のネイルの主流である「ジェルネイル」を看護師がすると、不衛生になりがちです。
理由が、まず長い爪は爪裏にゴミがたまったり伸びた部分に汚れが付着しやすくなります。
新人研修で、手洗いの演習をした看護師さんもいるのではないでしょうか。
汚れに見立てたクリームを手に塗って、手を洗った後にライトを当ててどれだけ汚れが残っているかを確認する、アレです!
<出典> 『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』
上記の画像を見ても分かるとおり、しっかり手を洗ったのに意外にも洗い残しはあるものです。
指先が1番洗い残しが多いですね! 自分が「菌の媒介者」にならないように気をつけないといけません
またジェルネイルを長期間つけっぱなしにしたり、リフト(ジェルが爪から浮いた状態)を起こしているのに放置するなどの「ズボラネイル」は、大きなトラブルにつながることがあります。
それは『グーリンネイル』です。
グリーンネイルとは、「緑膿菌」が爪に感染してしまう病気のこと。
緑膿菌は、リフト(浮いた)したジェルネイルと爪の隙間の湿った環境を好みます。
その狭い隙間で「ワー‼︎」と菌が増殖して、独特の色素を作り出し爪を緑色に染めるんです。
そのまま放置すると、爪甲剥離症(爪が剥がれ落ちる病気)になってしまうこともあります。
「緑膿菌」は私たちの皮膚や生活環境にどこでも存在する常在菌です。
健康な人の場合は身体に症状が出ることのない弱い細菌ですが、高齢者や免疫が低下した人に感染した場合、菌が増殖しやすく命に関わる危険な場合もあります。
いわゆる「日和見(ひよりみ)感染」ってやつです!
看護師は手洗いが多く、アルコール消毒やグローブなど、ジェルネイルが浮きやすくグリーンネイルになりやすい要因がたくさんあります。
さらにジェルネイルは、付け替えは面倒だしお金もかかるので、仕事が忙しいとついつい後回しになってしまいやすいんです。
ズボラネイルになりやすく、自分が「感染源」になる危険性があるからネイルは禁止されてるんだね
爪で患者さんを傷つける恐れがあるから
爪が長いと、思わず引っ掻いてしまったり引っかかってしまうことがあります。
患者さんのお世話や処置のときに、皮膚を傷つけてしまったら大変ですよね。
肌が「卵の薄皮」みたいに弱い高齢者の方も多くいます。
もし自分の爪で、患者さんを傷つけてしまったら… 考えるだけでも怖いです。
ジェルネイルをしている爪は硬くて厚みもあり自分で切ることはできないため、どうしても爪が長くなります。
(実際は切れないこともないですが、爪切りで切ると衝撃でジェルが割れたり、リフトしやすくなったり、切り口がガタガタで鋭くなります)
患者さんの安全のためにも、看護師の爪は短く整えられていることが大切です。
『異物混入』するリスクがあるから
マニキュアや付け爪は剥がれたり取れやすいため、「異物混入」のリスクが高まります。
「ジェルネイルなら大丈夫じゃないの?」
そう思う方もいると思います。
マニキュアより取りにくいジェルネイルですが、じつは様々な原因で「ポロッ」とジェルネイルごと取れることもよくあるんです。
実際に、私自身ジェルネイルが丸ごと剥げたことが何度もあります…
剥がれたジェルやマニキュアの欠片が万が一患者さんの体内に入ったら大問題です。
さらに、剥がれたマニキュアや欠けたジェルネイルをもし患者さんが見たら、「剥がれたカケラはどこに行ったんだろう?」と不信感を与えかねません。
看護師は『きちんと感』が大事だから
患者さんは看護師に対して「清潔感」や「きちんと感」を求めています。
極端な例ですが、金髪で派手な化粧の爪の長い看護師さんに、注射やお世話してもらうのって少し不安じゃないですか?
私が患者やその家族の立場だったら「この看護婦さん大丈夫かな?」って心配です
きちんとした身だしなみをしているだけでも、患者さんや家族からの「信頼度」や「安心感」は増します。
ネイルとは違いますが、化粧が「濃い・派手」な看護師の印象は、
- 怖い
- 近づきにくい
- 話しかけにくい
- 信頼、安心できない
そう感じてしまう患者さんや家族が多いとの論文結果もあります。
「患者や家族と看護師の化粧に対する認識の比較に関する研究」より引用
ネイルでも同じ印象を与えてしまいかねません。
患者さんに1番身近な存在のナースは、看護師のイメージや病院の信用を損なわないためにも、身だしなみをきちんとすることが求められています。
それでもできるナースのオシャレとは?
それでも看護師だってオシャレがしたい!
何かと制約の多いナースのオシャレ事情。
それでも出来るオシャレを紹介します。
「オシャレは足元から!」フットネイルを楽しむ
普段せわしなく動いて頑張っている自分の素足に、ご褒美のフットネイルはいかがですか?
指先のオシャレはできない看護師だけど、足の爪ならオシャレを思いっきり楽しむことができます。
靴で見えないので患者さんやお局ナースを気にすることもありません。(もちろん感染も関係なしです)
足の爪は手に比べて伸びるのがゆっくりなので、長く楽しむことができますよ♡
春や夏の時期は、仕事の行き帰りやプライベートでサンダルを履く機会も多く、足元からオシャレを楽しめますね。
休日の気分は爪から上げる!「ネイルチップ」
普段ネイルできないという人には、自分で簡単に付け外しができて自爪への負担が少ない「ネイルチップ」がオススメ。
休日のお出かけや結婚式のイベントなど、服装や気分に合わせてネイルも着せ替えできるのが嬉しいですね。
【ミチネイル】はデザインも豊富で、プロのネイリストさんが1点1点手作りしているのでとっても可愛いですよ♩
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こだわりの「ナースグッズ」で差をつける!
看護師さんの仕事をはかどらせ、快適にしてくれる便利なナースグッズ。
好きなカラーで統一したり、お気に入りのキャラクターで揃えたりと、個性を光らせてオシャレを楽しむことができます。
自分好みのモノを身に着けて働けくと、モチベーションが上がりますよ♪
まとめ:職務の妨げにならない範囲でオシャレを楽しもう
看護師のネイルが禁止されている理由は、以下の4点です。
- 「不衛生」になりやすいから
- 患者さんを傷つけるリスクがあるから
- 「異物混入」するリスクがあるから
- 看護師は「きちんと感」が大事だから
看護師として働いていると自由にネイルを楽しむことはできませんが、オシャレを諦める必要はありません。
フットネイルや休日ネイル、身につける小物をなど、職務の妨げにならないように楽しめるオシャレをしてみてくださいね♪
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