【子供を怒り過ぎてしまう私へ】子供を叱るときの3つのポイント!何度も見返そうね

  • 「何してるの!」
  • 「早くしなさい!」
  • 「ダメって言ってるでしょ!」

怒ったら、つい言ってしまうこのフレーズ。

子供が言うことを聞かないとき、イライラして怒り過ぎてしまうことありませんか?

そして、周りの優しそうなお母さんと自分を比べてしまい、

・いつもこんなに怒っているのって、私だけなんじゃないかな?
・私って怒りの沸点が低いのかな
・怒ってばかりのママで、子供が可哀想…

そんな風に思ってしまい、悩んでいるママも多いのではないのでしょうか。


じつは私もそうなんです。

だけど怒りすぎたあるとき、息子の悲しそうな目を見て「ハッ」としました。

自己嫌悪に陥っている場合じゃない、どうにかして怒りすぎるのをやめるように自分自身が変わらなければ・・・

そう思ってインターネットや本で調べ、あることを意識して「叱る」ようになってからは、感情的に大声で怒鳴ることが少なくなりました。

この記事では、怒り続けることで子供に与える影響についてと、私自身をも変えてくれた「子供の叱るときに気をつけるポイント」を3つ、お伝えします。

目次

「怒られ続けた子供」はどう育つ?

私は、”怒り続けることで子供に与える影響”について知ったとき、

・・怖い。息子にこんな風になってほしくない!

と感じました。

そして、以前にも増して「感情的に怒る自分を変えなくては」と強く思ったんです。

過剰に怒られて育った子は、下記のようになるリスクがあります。

過剰に怒られて育った子の特徴

人の顔色を伺うようになる

自分で考えて行動する力が乏しくなり「自主性」が育たない

何事にも消極的になる

“怒られないため”なら嘘が平気になる

“怒られない範囲で”しか物事を考え、実践できなくなる

うつ病などの精神疾患のリスクが高まる

自分より弱い者を見つけて「いじめ」をする

感情や衝動をコントロールする力が弱くなり、何でもないことで落ち込んだりキレたりしやすくなる

自分の大切な子供だから、些細なことにも敏感になってしまうのが親心というものです。

だけど「怒り方」を間違ってガミガミ怒り続けてしまうと、子供にとても大きな悪影響を与えてしまいます。

「子供を叱る」ときに気をつける3つのポイント

注意して欲しいことは「怒る」と「叱る」は違うということです。

「怒る」は自分の感情をぶつけること。

「叱る」は間違っていることなどをしっかり説明して伝える、という違いがあります。

ここでは「怒る」ではなく、「叱り方」のポイントを3つ説明します

「今」を叱る

  • 「昨日も言ったでしょ!?」
  • 「さっきもママに怒られたばっかでしょ!」

つい過去を引っ張り出して怒ってしまいませんか?

昨日のことや1週間前のことを頭に思い浮かべながら怒ってしまうと、ママの気持ちにも変化が起こり、怒りが一気に爆発してしまいます。

なぜなら今のことだけではなく過去の失敗までも引きずって、ママの叱りネタを何倍にも増やしてしまっているからなんです。

じつは叱るときのイライラは、このように頭の中で叱りネタを増やしてしまうことで発生します。

そこで「叱るときのポイント」1つ目は、「今」子供がやっていることだけに注目して、あえて過去を登場させないこと。

過去のことが記憶にあっても、それを引っ張り出さないようにする。

そうすることで、的を絞って子供に伝えることである同時に、ママの「怒りスイッチ」を押さないためでもあるんです。

悪い叱り方の例

「昨日も怒ったよね!」
「何回言ってもダメなんだから。毎回毎回散らかして」

これだと子供は「えっ?昨日?」と混乱してしまいますし、今どうすればいいのか分かりません。

良い叱り方の例

「叩いたのは良くないよ。お友達が痛いからやめようね。」
、大きな音を出すのはやめてね。絵本を読んで待っていようね。」
の○○って言い方は良くないよ」

というように、「今」という言葉をつけることで自然に的を絞ってくれて、子供に伝わりやすくなります。

「目の前」のことだけを叱る

(おもちゃを片付けない子に・・)
「何をやっても遅いんだから。お片づけもご飯もお着替えも、何もかも時間がかかりすぎよ!」

と叱るのは、典型的な例です。

一見、「何もかも」と大きく叱ったほうが効き目がありそうな感じですが、実際は子供に伝わる内容は薄まってしまいます。

なぜなら、その子の苦手なことを全部掻き集めて「何もかも」とまとめて叱ってしまうと、叱る的が広がってしまうからです。

そして目の前のことだけでなく、違う失敗も頭に浮かんでしまいママのイライラを増やすことになります。

目の前で起こっている「オモチャを片付けない」という1つの叱りネタが、「お片づけもご飯も着替えも」と大きな叱りネタへ成長しちゃうと、ママの心の中は穏やかでいられなくなります。

結果、ドッカーンと大噴火。

こうならないためにも「今叱るのはお片づけのことだけ。」と自ら言い聞かせるのがポイントです。

叱る前に「自分は目の前で起きている何について叱りたいのか」、具体的に考えることが大切です。

悪い叱り方の例

「何もかもできてないじゃない!」
「何をやらせてもダメなんだから」
「いつも話を聞いていないんだから」

叱りネタが大きすぎて、何を叱っているのか伝わりません。

良い叱り方の例

「お片づけが出来ていないよ。ブロックはこの箱に入れてね。」
「テレビ見過ぎだよ。ドラえもんが終わったらテレビ消してね。」

どうすればいいのか示されているので、子供も分かりやすいです。

お互い誤解がありません。

子供の「行動」を叱る


この叱り方を徹底すると、子供の心を傷つけずに叱ることができます。
子供の「行動」を叱る、と「性格」を叱る、とでは大きな違いがあります。

  • 例1:「ママとの約束を守らないのは、悪いことよ。」
  • 例2:「ママとの約束を守らないのは、悪い子よ。」

例1では、ママの目線は子供の行動、約束を守らないことに向けられています。

例2では、ママの目線は子供自身、「約束を守らない悪い子」に向けられてしまっています。

ママとの約束を守らないのはいけないことです。でも、だからといって「悪い子」ではありませんよね。

この2つの例は、文字上ではほんのわずかな違いですが、それが意図するメッセージには大きな違いがあります。

例2のように、「悪い子」「ダメなこ」と子供を否定する言い回しは、自分のことを愛せない子供、自信のない子供にしてしまう可能性があるので、親は絶対に使うべきではないNGワードです。

「○○な子ね〜」という言葉は、褒めるときにはどんどん使ってほしいお勧めフレーズです。

でもそれを叱るときに使うと、あっという間に子供を傷つける全否定の叱り言葉になってしまうのです。

悪い叱り方の例

「あなたのせいよ。」
「何をやらせてもダメな子ね。まったく悪い子なんだから」
「あなたがだらしないからでしょ。」

という言い方は性格を非難されているので心が傷つきます。

良い叱り方の例

「足を机にあげるのはダメなことよ」
「そのやり方はだらしないよ、きちんとしなさい。」

自分の行動を指摘される言い方だと、素直に聞き入れやすくなります。

私が「叱り方」を変えるためにしたこと

私自身、毎日子供を怒り過ぎては自分自身に嫌気がさし、育児に自信を持てなくなっていました。

だけどこの叱り方を意識するようになって、私も息子もすぐに変化が出てきたんです。

どうやって意識するようにしたかというと、いつでも見返せるようにホワイトボードに書き出し、リビングの目につくところに置いておきました。

いざ怒るとき、チラッと横目で見ながら叱り方を一瞬考えます。

そうすることで、「カーッと頭に血がのぼる」ということが少なくなりました。

感情に任せて言葉をぶつけるのではなく、叱る言葉を考えなければいけないので、考える間に冷静になれるのかもしれません。

以前は大声を出して反抗していた息子も、私が落ち着いて叱ることで、話を聞き入れてくれることが多くなってきました。

嬉しい変化です。

さいごに:何度も見返して意識し続けれるようにしようね、私!

理想

【理想】今では怒鳴ることもなくなり、日々穏やかに過ごせる時間が増えて育児が楽しく感じれるようになってきました。

と報告できたらいいのですが、簡単にはうまくいかないのが現実です(笑)

カッと怒ることがゼロになった訳ではありませんが、以前のようにイライラして怒りすぎることはだいぶ少なくなってきたように思います。

だけど記憶は風化するもの。

叱るときのポイントを頑張って意識してきたのに、いつの間にか薄れていっちゃうんですよね。

ホワイトボードがリビングと同化してしまい見返すことが減り、また以前のように怒ってしまったこともありました。

なので私自身が叱るときのポイントを意識し続けれるように、記憶に定着するように、

何度も繰り返し見返そうね、私!

と、自分に言い聞かせてます(笑)

子供は、ママが大好きです。

たとえどんなに怒りっぽいママであっても、愛されたいと強く望んでいるものだと思います。

大好きなママから怒られてばかりいると、子供は自分を否定されていると感じてしまい、心の中はいつも不安でいっぱいです。

「叱り方」を変えるのは大変なことですが、「叱り方のポイント」を知っているのと知らないのでは大きな差がでます。

怒り過ぎていて悩んでいるママの、何かヒントになったら幸いです。

ママと大切なお子さんが、笑顔で穏やかに過ごせる日々が増えることを願っています。

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