新人ナースの早期退職をしないための7つの心得【看護師の処世術】

4月から新社会人として看護師デビューする人は、新しい環境への期待と不安で胸がいっぱいなのではないでしょうか。

病院での集合研修を終え、病棟などの部署に配属されて実際に仕事を始めると、さまざまな悩みや葛藤が出てくるはずです。

看護学生時代、つらい実習や国家試験を乗りこえてやって就職した職場にも関わらず、早期に退職してしまう方も一定数いるのも事実。

この記事では、配属されたばかりの新人看護師さんに伝えたい心構えを7つ、お伝えします。

目次

「白衣の悪魔」な看護師がウヨウヨいる

看護師はよく「白衣の天使」というイメージをもたれがちです。

しかし実際の医療現場には、こわーい【 白衣の悪魔 】がウヨウヨいます。

たとえば…

  • 挨拶しても話しかけても基本シカト
  • 「新人ナース」というだけで嫌ってくる
  • 言い方がきつい、口が悪い
  • 教育担当なのに教えてくれない
  • ミスを必要以上に責め立ててくる
  • 休憩室で陰口のオンパレード

いろんなパターンがありますね。

どこの職場にも多かれ少なかれ「白衣の悪魔」が存在する、ということを覚えておいてください。

出会ったときの衝撃が少しはマシになるかもしれません(笑)

仕事が楽しくなるのは、仕事に慣れてきてから

まず、いきなりですが仕事は楽しくないです。

多くの人が、新しい環境に希望を抱いて就職するでしょう。

しかし、楽しいことばかりを想像して過度な期待をしすぎていると、「理想と現実」のギャップが大きくなります。

このギャップが、「思ってたのと違う…もうやめたい」と早期退職につながってしまいがち。

「仕事は楽しくないものだ」とあらかじめ心の準備をしておけば、理想と現実のギャップを埋めることができます。

仕事に慣れ、少しずつ自分の意思で行動できるようになってきたら、仕事のやりがいを感じることができますよ。

新人のうちはミスや失敗はするものだと認識しておく


少しずつ経験をつみ知識と技術を習得する新人の間は、できないことが多くて当たり前です。

当然ミスや失敗も数多くします。

そして先輩や上司に注意されたり、怒られたりするでしょう。

だからといって、ものすごく落ち込む必要はありません。

なぜならその先輩や上司も、新人のころは同じ道をたどっているからです。

ミスしたことを悶々と考えてしまい「もうやめたい…」となるよりも、「同じ失敗をしないように、どのような対策を講じるか」を考え、ポジティブな気持ちに切り替えましょう。

みんな同じ道をたどっていることを知っておけば、少しは気持ちが軽くなるのではないでしょうか?

同期と比較されてしまう

同じ病棟に同期がいると、なにかにつけて比較されてしまいます。

ほかの同期はテキパキ仕事をこなして先輩から可愛がられているのに、私はミスして怒られてばかり…

新人時代は常に同期と比較される環境にいるので、自信をなくて劣等感を抱きやすいでしょう。

また世の中には、天性の”可愛がられ上手”な人もいるし、プリセプターなどの先輩に恵まれている人もいます。周りの人から可愛がられている同期を見るとら見ると嫉妬することもあるかもしれません。

でも「人は人、私は私。

成長のスピードは人それぞれ違います。

他人と比較するのではなく、過去の自分」と比較して成長しているかどうかが肝心。

また、あなたが新人看護師としての基礎を踏まえて自分のすべきことをしていれば、時間は少しかかるかもしれないけど周りは認めてくれるし、看護師としての土台が固まっていきます。

いろいろと思うことがあるかもしれませんが、焦らない。

あなたはあなたで出来ることをコツコツとしていけば良いんです。

つまづきながらも着実に成長できていれば、自分を褒めてあげてくださいね

勉強量は国試よりも増える


疾患や検査の学習、処置など看護技術の手順、病棟の業務など、新人時代は覚えることが盛りだくさん。

仕事をしながらの勉強時間の確保は、なかなか難しいのが現状です。

国試よりも勉強量は増える、と覚悟しておきましょう。

相性の悪い人間は必ずいる

まず、人間だれしも合う合わないって必ずありますよね。

すべての人とうまくやっていくのは不可能だし、だれにも嫌われずに生きることもできません。

職場に同僚が20〜30人いれば、そのなかに合わない人が何人かいるのは普通のことです。

「うまく付き合おう」「相性を良くしよう」と必要以上に相手に気をつかい、自分自身が疲弊するよりも
合わないなりに、悪くない関係 】を築くことができればオッケー。

そんな意識が大切です。

一定の付き合いがないと「人柄」は分からない

一定期間のお付き合いがないと、その人の良さって分からないものです。

話してみたら「意外と良い先輩だった」ってこともあります。

私の体験談を紹介します

新人時代、めちゃくちゃ怖くて厳しい先輩Aがいました。

来月のシフトを見て、その先輩Aと同じ夜勤があることが分かると、日常のふとした時に思い出しては「夜勤嫌だなぁ。」と憂鬱な気分になるほど。

だけど数ヶ月、半年と関わっているうちに
「仕事中は厳しいけれど、プライベートでは情に熱いとても良い人」だということが分かりました。

逆パターンもあります。

「優しい先輩だと思っていた先輩が、じつは裏で噂話や陰口を言いふらしてた」とか。

プライベートの話は要注意です。

さいごに

新人看護師さんが早期退職をしないための7つの心得は、

  • 「白衣の悪魔」な看護師がウヨウヨいるリスト
  • 仕事が楽しくなるのは、仕事に慣れてきてから
  • 新人のうちはミスや失敗はするものだと認識しておく
  • 同期と比較されてしまう
  • 勉強量は国試よりも増える
  • 相性の悪い人間は必ずいる
  • 一定の付き合いがないと「人柄」は分からない

の7つです。

どれも当たり前なことばかりですが、だからこそ覚えておいてほしい重要なポイントです。

これさえ意識しておけば、実際に働きだしても理想と現実のギャップに悩まされることなく、衝動的に「やめたい」という気持ちも抑えられると思います。

さあもうすぐ入職。

新人看護師となるあなたが「働くって大変だけど、楽しいな。」と思えるようになるのを祈っています。

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