転職したい看護師は必見!押さえるべき求人情報の見方やポイントをご紹介

転職を考えている人が必ず目にする「求人情報」

ですが、転職が初めての人は求人情報の見方がよく分からなかったり、独特な用語に戸惑ったりするのではないでしょうか。

求人情報に書かれている情報をしっかり把握しないと、自分の希望と異なる病院に応募したり転職してしまうリスクがあります。

そこで今回は、転職活動に活かせる求人情報の特に重要な項目やポイントなどをお伝えします。

目次

給与


転職先を選ぶのに重要な判断材料となる「お給料」。

求人情報には「月給○〜○万円」と表記されていることが多いですが、ここで絶対に確認してほしいのが「基本給」と「各種手当」です。

基本給でボーナスが決まる

特に「基本給」は重要で、賞与(ボーナス)に大きく関わってきます。

多くの病院の賞与は「基本給×○ヶ月分」で算出されます。

つまり基本給の額次第で賞与の高低が大きく左右され、年収に影響を与えるのです。

私の勤めた病院を例にします。

A大学病院3年目基本給234,600円賞与4ヶ月分賞与額938,400円
B総合病院4年目基本給218,500円賞与4.2ヶ月分賞与額917,700円

A病院と比べ、B病院は賞与4.2ヶ月分と高く設定されてます。

しかし基本給がA病院より安いため、実際にもらえる賞与額はA病院より2万円も少なくなるんです。

病院によっては「資格手当」や「職能給」「調整手当」「職務手当」など、名前は異なりますがいろいろな手当をつけることで基本給を低く設定している病院もあります。

その場合「○○手当」によって月給は高く感じるかもしれません。

しかし賞与となると、基本給が低いために賞与額が下がり、結果として年収が少なくなる、ということになるので注意しましょう。

「○○手当」は種類や額、支給の条件を確認!

病院によって、手当の種類や額、支給の条件が大きく異なります。

例として、「住宅手当あり」と書いてあっても、実際は非世帯主なので支給されなかったり、賃貸なら○万円以上でないと支給されないなど支給条件が様々なので注意が必要です。

休日数

休日数の表記には注意

「完全週休2日制」
「週休2日制」
「4週8日」

みなさんは上記の違い分かりますか?

パッと見、どれも週に2日休めそうに感じませんか?

でも違うんです!

「完全週休2日制」は、1週間のうちに必ず2日休めますよ、って意味です。

これだったら、月に最低8日の休みはありますね。

「週休2日制」は、1ヶ月のうち最低1週は2日休めますよ、って意味です。

つまり、「月に5日以上の休日」しか保証されていません。

「完全」が付くか付かないかで全然違いますね。

「4週8日」は、4週間のうちに8日休めますよ、って意味です。

今週は1日休みで来週は3日間休み、っていうこともあり得ます。

求人情報によって書き方が違うので分かりにくいですよね。

そこで、休みの日を把握するために確実なのが「年間休日数」を知っておくことです。

この日数を知っておくと、1年を通してどれくらい休みが取れるか分かりますし、病院を選ぶ上で比較しやすくなります。

有休取得率もチェック

病院によっては、ほとんど有給をくれない病院があります。

私が以前勤めていた病院も、病欠したときしか使えず、貯まった有給は切り捨てられていました。

そこで確認したいのは「有休取得率」です。

有給を取れるかは実際に求人を見るだけでは分かりませんが、有給や休暇についての情報欄を必ずチェックするようにして下さい。

「年間休日数」や「有給消化率」などは求人情報に記載していない病院も多くあります。 自分でも聞きにくければ看護師転職サイトを利用してコンサルタントの方に聞いてもらうといいでしょう。

夜勤体制

夜勤の回数と人数、休憩時間は把握しておきましょう。

夜勤の人数が「看護師3人」なのか「看護師2人➕看護助手1人」なのかで、同じ3人でも仕事量は大きく変わってきます。

福利厚生

福利厚生が充実している病院とそうでない病院とでは、働きやすさに大きな違いが出てきます。

福利厚生とひと言でいっても、寮や託児所の有無、保育料の補助、社員食堂、食事代の補助、レジャー施設の割引など、病院によって様々です。

独身看護師だったら、「寮」や「住宅手当」を利用して貯金をしたり、「資格取得支援制度」を活用してスキルアップを目指すのもおすすめ。

既婚者や今度結婚を予定している看護師は、「託児所や院内保育園」「保育手当」、時短勤務などの「短時間正社員制度」など子育て支援があるかをチェックしておくことが非常に重要となります。

教育体制

私が転職した先は、中途採用でも半年間プリセプターがつき、技術チェック表を用いてサポートしてくれました。

このように教育体制や研修などのサポート体制が整っているかが重要です。

とくに未経験の科への転職や長期ブランク後の再就職の場合は、指導係がついたり研修があるのかしっかり確認しておくと安心ですね。

専門・認定看護師数

専門・認定看護師が多い病院は、院内研修や勉強会も活発!

スキルアップを目指せる職場環境が整っている傾向にあります。

備考欄や特記事項も確認しよう

備考や特記事項にも職場環境や雰囲気、病院の強みなどが書かれていることがあります。

重要な情報となるので読み飛ばさずにしっかり見ておきましょう。

さいごに:転職で失敗しないコツは「求人情報+転職サイト」で情報収集すること

求人情報だけでは不十分。応募前にはもっと調べて

ここまでが求人情報の見方やポイントになります。

しかし、これはあくまで「求人情報からのみ」の情報です。

これだけの情報で転職先を決めてはいけません。

転職を失敗したくないなら、他にももっと詳しく調べないといけないことが山ほどあります。

例えば、各種手当や福利厚生の詳細な情報や支給条件、実際の残業時間や有休消化率、子育て支援制度や産後の復職率、ママナースの在籍状況などです。

応募する前に、こういった情報をすべては集めることができなくても、できるだけ多く集めなくてはなりません。

転職サイトを上手く活用しよう

自力で多くの情報を集めるのには、時間がかかるし限界があります。

だけど転職サイトなら、一般的な求人情報では掲載されてない情報も詳しく提供してくれたり、転職先に面と向かって聞きにくいお給料や待遇なども、コンサルタントが代わりに確認してくれます。

さらには、好条件の非公開求人を紹介してくれたり、履歴書の作成補助や面接練習、転職先の病院とのやり取りを全部代わりにしてくれます。

こんな便利なサービスなら「転職サイト」を上手く使わない手はありませんよね。

ぜひ転職サイトを上手く活用して、自分にあった転職先を探してみてください。

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