国家試験の前日って、誰もが緊張したりソワソワするものですよね。
じつは「試験前日の過ごし方」が心理面に与える影響は大きいと言われているのをご存知ですか?
試験本番にそれまで勉強して積み上げてきた実力を最大限発揮するために、「試験前日をどう過ごすか」をある程度想定しておくことが大切です。
今回の記事は、「絶対に国試に合格するための前日の過ごし方を知りたい」と思っているあなたに、試験前日のおすすめな過ごし方や必ずやっておくべき準備についてお伝えします。
- 試験前日のベストな過ごし方を知りたい
- 試験前日の準備について知りたい
試験当日と同じ時間に起きる
普段、夜遅くまで勉強している人もいると思います。
そんな方は夜型の体内時計のリズムになっているので、切り替えをしておく必要があります。
夜型のままで試験中に眠くなったら大変ですもんね。
試験前日の朝はどんなに眠たくても、試験当日と同じ時間に起きるようにしましょう。
そして太陽の光を浴びましょう!
太陽の光を浴びると「メラトニンとセロトニン」というホルモンの関係で、体内時計がリセットされて夜に自然な眠気が現れると言われています。
当日のタイムテーブルを作る
「試験問題を解く」ということはを、細かい状況判断を何度も行うということ。
このような判断の連続は、ものすごい集中力が必要となります。
試験当日は試験以外のことはを考えずに済むように、事前に準備をしておくことが重要です。
試験当日のタイムスケジュールを前もって作っておくことで「何時の電車に乗ろうかな」「お昼ご飯はどこで買おうか」や、「昼休憩はどの参考書で勉強しようか」などと、いちいち悩む必要がなくなります。
当日のタイムテーブルを前日から作っておくことで、試験当日に余計な判断をする必要がなくなり、より試験に集中できるようになります。
前日の午前中に試験当日の持ち物を準備する
なんで午前中なの?夜でもいいじゃん。
そう思うかもしれませんが、午前中に確認することをオススメします。
理由は”足りない物があったら買いに行けるから”。
もし夜に足りないものに気付いたら「買いに行く時間がない!」と焦ったり、当日の朝に慌てて用意することになるかもしれません。
心に余裕がなくなってしまうので、それは避けたいですよね。
試験前日の早めの時間から、持ち物を必ず確認してカバンに入れておきましょう。
当日の流れや自分をイメージトレーニングする
国家試験は人生を左右する大きな試験。
「試験本番で緊張しすぎて実力が発揮できなかったらどうしよう」と不安に思っている方もきっといると思います。
そんな緊張しいな方には「イメージトレーニング=イメトレ」が有効です。
やり方は簡単!
試験当日、朝起きてから会場に向かい、試験を受け終わるまでのすべてのイメージをします。
- 朝起きる
- 朝ご飯は前日に買ったおにぎりを食べる
- ○時にホテルを出発する
- ホテル近くのコンビニで昼ご飯を購入する
- ○時の電車に乗る
- 試験会場に○時に着く
- 友達と軽く会話する
- 席に座る
- 緊張しているけど、頭は冷静になっている自分
- スタートの合図で問題用紙をめくる
- みんなのカリカリ鉛筆音
- シーンとした教室でページをめくる音が響く
- 集中して、スラスラ問題を問いている自分
- 分からない問題があって飛ばして先に進んでいる状況
- 少し早めに終わって見直しをしている状況
- 試験終了したときの達成感
こんな感じです。
今のはおおまかに書きましたが、実際にイメトレするときはもっと鮮明にイメージしてくださいね。
目に見える景色、聞こえてくる音、におい、味、感触など、五感をフル活用してイメージを明確に、鮮明に、現実的に思い描くことが重要です。
そして、イメトレを何度も繰り返します。
何度もその日の流れをイメトレしておくことで、過度な緊張を防ぐことができます。
初めて通る道は緊張するけど、慣れた道では緊張しないのと一緒です。
当日の天気を確認する
看護師・助産師・保健師国家試験は2月。
真冬でとても寒い時期です。
雪や大雨などで交通機関に遅れが出る可能性がないか、前日のうちに天気を確認しておく必要があります。
また天気や気温をチェックしておくことで、服装やホッカイロなどの持ち物を調節することできます。
試験会場までのアクセス方法と交通情報をチェックする
すでに試験会場までの行き方を決めている方も、前日には再度しっかりと詳しい経路や時間まで確認しましょう。
公共交通機関のホームページもチェック
試験当日は多くの受験生が来場するので、電車やバスの運行ダイヤが変更になったり臨時便が出たりする可能性もあります。
実際に大阪の近畿大学東大阪キャンパスであった第108回看護師国家試験では、普段は各駅停車しか止まらない最寄り駅に、国試当日のみ一部の急行列車が臨時停車する措置がとられました。
新たな情報がないか、前日に公共交通機関や試験会場のホームページなどに目を通しておくことをオススメします。
試験前日の勉強は今までやってきたことの復習をする
「試験前日も勉強するべき?」と悩む人もいると思います。
答えは人それぞれです。
緊張でソワソワしているのに勉強しても頭に入りません。
その場合は無理に勉強する必要はありません。
かといって「まったく勉強しないのは心配で落ち着かない」って人もいるでしょう。
そんな方は、これまで使ってきた参考書の大事な部分や自分で要点をまとめたノートの見直しなどの勉強がおすすめです。
新しい知識を詰め込もうとすると、分からない箇所が出てきて不安になります。
そんなことはせずに、今持っている知識を復習してさらに補強するイメージで勉強すると、自信を持ってテストに臨むことができます。
食事はいつもどおりに食べる
「トンカツ食べて勝つ(合格)!」と、ゲン担ぎをしたり勝負飯を食べる方もいるでしょう。
もちろん食べてオッケー!
自分の気持ちを高めて合格をつかみ取ろうという気持ち、ホントに大事ですもんね。
だけど食べ過ぎて胃もたれしたりお腹の調子を壊さないようにだけ、注意してくださいね。
リラックスして過ごし、早めに寝る
いつもより早めに勉強を切り上げ、これまで勉強してきた日々や自分を信じてリラックスして過ごしましょう。
試験当日に実力を最大限発揮するには、前日の睡眠はとても大切です。
勉強で徹夜したりSNSで夜更かししたりせずに、早めに寝て翌日に備えてくださいね。
さいごに
数年間の努力が試される、年に1度しかない看護師国家試験。
その1回を無駄にしないためには、勉強はもちろんですが知識面以外の部分にも目を配っておくことが大切です。
万全のコンディションで国試当日を迎えられるように、自分にあった試験前日の過ごし方を考えてみてください。
あなたの健闘を祈っています。
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